僕たちのサイト「SDGs・サステナビリティ経営の実践 | Business Hub」が目指しているのって、結局のところ「理想を、現実にしよう」ってことなんだと思うんですよね。SDGsって言葉が独...

僕たちのサイト「SDGs・サステナビリティ経営の実践 | Business Hub」が目指しているのって、結局のところ「理想を、現実にしよう」ってことなんだと思うんですよね。SDGsって言葉が独...

僕たちのサイト「SDGs・サステナビリティ経営の実践 | Business Hub」が目指しているのって、結局のところ「理想を、現実にしよう」ってことなんだと思うんですよね。SDGsって言葉が独り歩きして、なんだかお題目のようになっちゃうこともあるけど、そうじゃなくて、日々のビジネスの中にどうやって落とし込んで、会社の成長と社会のハッピーを両立させていくか。そのための具体的なヒントや仲間を見つける場所、っていうのがこのサイトの立ち位置なのかなって、記事を読みながら改めて感じています。最近、社内のミーティングでも「うちがやってるこの取り組みって、結局、どれくらい社会の役に立ってるんだろうね?」なんて声が聞こえてくるようになりました。そんな中で僕が今、個人的にすごく注目しているのが「インパクト測定・マネジメント(IMM)」っていう考え方です。これこそが、僕たちのサステナビリティ経営を、もう一段階「本物」に近づけてくれる鍵なんじゃないかなって思ってるんです。

「インパクト測定」って聞くと、なんだか専門的で難しそうに感じますよね。僕も最初はそうでした。でも、このサイトで学んだことを自分なりに調べてみたら、要は「自分たちの事業や活動が、社会や環境にどんな『良い変化』をもたらしたのかを、ちゃんと測って、見えるようにしようよ」っていう、すごくシンプルな話なんだなって分かりました。これって、売上や利益を追いかけるのと同じくらい大事なことだと思うんです。例えば、よく使われる「ロジックモデル」っていうフレームワークがあります。これは、投入した資源(インプット)から、活動(アクティビティ)、直接的な成果(アウトプット)を経て、社会にもたらされる変化(アウトカム)、そして最終的な長期的な影響(インパクト)までを一本の線で繋げて考える思考ツールです。例えば「リサイクル素材を使った商品開発」なら、開発費(インプット)を使って商品を作り(アクティビティ)、それが1万個売れた(アウトプット)。その結果、廃棄されるはずだったプラスチックが1トン削減され(アウトカム)、最終的に海洋汚染の防止に貢献する(インパクト)…みたいな。こうやって整理すると、自分たちの活動の価値がすごくクリアになりますよね。

じゃあ、具体的にどうやって測るの?って話ですけど、これも便利なツールが世界にはたくさんあるんですよね。例えば、インパクト投資の世界的なネットワークであるGIIN(Global Impact Investing Network)が提供している「IRIS+」という指標カタログがあります。ここには、環境、社会、ガバナンスに関する膨大な指標が体系的にまとめられていて、自社の事業に合った指標を見つけるのにめちゃくちゃ参考になります。他にも、B Corp認証を取得する際に使われる「B Impact Assessment」は、自社の経営全体をインパクトの観点から無料で評価できるすごいツールです。下のグラフは、GIINが発表している世界のインパクト投資市場の規模なんですけど、年々ものすごい勢いで拡大しているのが分かります。これだけのお金が「良い変化」を求めて動いているってことですよね。僕たちも、自分たちの生み出す「インパクト」をちゃんと語れるようにならないと、この大きな流れから取り残されちゃうかもしれないなって、少し焦りも感じています。

![GIINによるインパクト投資市場規模の推移](https://thegiin.org/assets/2023%20Market%20Sizing%20Report%20-%20Figure%201%20copy.svg) *出典: GIIN (Global Impact Investing Network), "2023: Sizing the Global Impact Investing Market"*

結局のところ、インパクトを測定するのって、株主や投資家向けの報告書をキレイに飾るためだけじゃないんですよね。自分たちの活動の結果を数字や事実で把握することで、「このやり方は効果があったね」「こっちはもっと改善できるかも」っていう、次のアクションに繋がる具体的な気づきが得られる。これって、ビジネスで当たり前のようにやっているPDCAサイクルそのものだと思うんです。サステナビリティの活動を、感覚的な「良いこと」から、データに基づいた「戦略的な経営活動」へと進化させる。そのためにインパクト測定は欠かせないピースです。僕たちのサイトでも、今後はこうした具体的な測定ツールや、国内外の先進的な企業の事例をもっと深掘りして、みんなで学び合えるようなコンテンツを増やしていけたら最高だなって思っています。皆さんの会社では、自分たちの活動の「インパクト」、どうやって測っていますか?ぜひ、色々な工夫を聞いてみたいです。